原田マハさん作品 楽園のカンヴァスを読んだ感想とワンポイントレビュー
どうも。モルです。
私は本を読むのが好きで、定期的に時間を見つけては、読書をする時間を設けています。
今日は、そんな中で最近読み終えた一冊をご紹介しようと思います。
楽園のカンヴァス。
聞いたことありますか?
原田マハさん作品の名作です。
第25回 山本周五郎賞受賞
私は原田マハさんが大好きで、これまでも
生きる僕ら、カブーを待ちわびて、さいはての彼女、風のマジム、旅屋おかえり等、読み漁ってきましたが、またこれまで読んだものとはジャンルが違い、面白かったので、共有させてもらいます。
目次
最初の印象
原田マハさん作品はどれも好きなので、
ワクワクしていましたが、最初ざっくりあらすじを読んだ時には、
美術?絵画?よくわかんない。。。というのが正直な印象。
そしてちょっとぶ厚めのルックスに、
あー、読み終えられるかな、とまで感じました。
でも、読み進める毎にどんどん引き込まれていって、
最終的には、あー、もうあと少しで終わってしまうー、に変化していました。
内容要約
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンと日本人研究者の早川織江が織りなすストーリー。共通しているのは、絵画への、そしてアンリ・ルソーへの愛情。ルソーの世界に引き込まれた二人が伝説の絵画コレクター、コンラート・バイラーにスイス、バーゼルの大邸宅に呼ばれ、そこで「夢を見た」という作品の真贋判定をする事に。
ルソーとピカソ等の芸術家の物語を追いかける。
読み終えてみて
絵画にものすごく興味が出る
最初はほんとに絵画の事など分からず、先入観で「難しそう」という印象でした。
これまでの原田マハ作品は日本各地を背景にしていて分かりやすく、人物像もや考え方も共感できるものが多かったが、楽園のカンヴァスは美術、芸術、絵画等の専門領域になる為、最初はしっくりきませんでした。
ただ、読み進めるうちに、美術館や絵画、そしてルソー等の人物像が想像できるようになり、自分もその作品を一目見てみたいという気になります。
そのくらい引き寄せられる、芸術等無知で興味もなかった奴がのめり込まれるくらいの面白さがありました。
アンリ・ルソーという画家の魅力がわかる
この作品の主役はなんといっても、アンリ・ルソー。
あまり知らなかったが、この男の絵画に対する思い、そして本当に天才なのでは?と感じさせられた。
日曜画家と馬鹿にされても、それでも絵を描き続ける姿、そして実際に目にした作品には、何か入り込みたくなるような、深みを感じる。
注目ポイント!大どんでん返しの連続
この作品の面白いところは、話がスムーズには終わらない事。
ここでこうなって、というのは読んでいけば想像できるのですが、
「えっここでこうなる!?」というようなどんでん返しが多く、
全く飽きない、ハラハラ感を楽しめた。
織絵を好きになりそうになる
登場人物の一人、早川織絵。
クールで賢くて、ツンとしていて美人。これだけでもだいぶいい女性ですが、
織絵の内面に触れる事にその女性らしさやを感じ、読み終えたころにはすっかり好きになりそうになっていました。
登場人物の女性をいつも好きになってしまいそうになるのが、原田マハ作品の私なりの特徴です。
楽園のカンヴァス ワンポイントレビュー
星5つ ★★★★★
モルのワンポイント!
物語が単調ではなく飽きがこない。
芸術に興味がなくても、読み進めれば引き込まれる事間違いなし!!
読み終えたときには、きっとアンリ・ルソーの作品が観たくなる。
美術館に行きたくなり、スマホで絵画展を検索しているでしょう!
以上、原田マハさんの楽園のカンヴァスについてお届けしました♪